第4章 ◇ チビ ◇ ロー視点 ◇

分かるのは何かをやらかして


アヤがいじけてるのか怒ってるのか知らないが


今の状況になったと言う事だけ



原因は恐らくこの3人



俺はため息をついて立ち上がりイッカクに引っ付いてるひっつき虫に手を伸ばした



ひっつき虫の頭に手を置いて名を呼んでも反応なし




ロー）「…誰でもいいから分かるように説明しろ」

「「「…」」」

「…た」

ロー）「あぁ？」




4人に聞こうかと思ったが声を上げたのはアヤだった



やっと反応したのか




ロー）「なんだ？ちゃんと言え」

「…言った」

ロー）「…何をだ？」

「シャチ達が…私に…《チビ》って言った」

ロー）「は？」

「「「…」」」




アヤの言葉にシャチ達を見れば



気まずそうに視線を泳がせた