第4章 ◇ チビ ◇ ロー視点 ◇

…なんでこの船には大人しく出来ない奴しかしないんだ



アヤが来てから特にだ…



1日も大人しく出来ないのか



おちおち新聞もゆっくり読めない





ため息を付いて入ってきた奴らを…目を細めて見ていたら



俺の元にバタバタと足音を立てながら慌てて走って来た





「「「キャプテーン！」」」

ロー）「…なんだ？どうした？」

ベポ）「キャプテン！アヤが！」

ロー）「だからアヤがどうした？」

ｼｬﾁ）「アヤが怒り出して！」

ロー）「なんでアイツが怒るんだ？何があった？詳しく話せ」

ﾍﾟﾝｷﾞﾝ）「俺達備品の整理してたんですけど…」

ロー）「は？それがなんでアヤと関係あるんだ？」

ｼｬﾁ）「…いや、あの、そのー」




3人の反応に眉を寄せていたら今度はイッカクが食堂に入ってきた



ｲｯｶｸ）「こらっ！あんた達！」




…イッカクが怒ってる




ロー）「…今度はなんだ？」




ため息混じりにイッカクに目を向ければ…イッカクに張り付いてるアヤがいた


俺は目を見開いて…瞬きを数回…


いや、俺だけじゃないはず


食堂で3人と俺の話を聞いていたクルーも驚いて…目を見開いて瞬きを…数回…



そんな俺達に気付いてないのかイッカクはアヤを背負いながら近付いてきた



ｲｯｶｸ）「あんた達！キャプテンに助けを求めるな！」

ｼｬﾁ）「いや、だって！キャプテンしか…」

ベポ）「オレ達じゃ無理だよー！」

ﾍﾟﾝｷﾞﾝ）「俺達じゃどうしようも…」

ｲｯｶｸ）「そのキャプテンが1番駄目でしょ！」

ロー）「…何の話だ？」




俺の前で広げられる痴話喧嘩


これ痴話喧嘩か？