* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】
第16章 ◇ クリスマス ◇ 夢主視点 ◇
皆は外の幻術に盛り上がっていて
宴のいう名のパーティーが始まった
「ロー」
ロー)「なんだ?」
ローは相変わらず隅の方で酒を飲んでいた
私はローの隣に腰を落とした
「ありがとう。こんなにサンタを呼んでくれて」
ロー)「礼ならサンタ達に直接言え。俺は甲板を貸しただけだ」
「ふふっ。そっか…ならこれは私からクリスマスプレゼントって事で」
ロー)「?…!」
ローの顔がこっちに向いたから
頬に手を当て
キスをした
触れるだけのキスだけど
ローの顔を見たら…目を見開いて驚いていた
「ふふっ、そんなに驚く事?プレゼントも運んでくれたでしょ?だから…」
ローの顔を見て笑いながら言えば
今度はローの手が私の頬を包んで
深いキスをされた
ロー)「続きは部屋でな」
「そんな顔しないでよ…こわすぎる」
ロー)「なんなら今戻ってもいいんだぞ?」
「今はまだ…ここにいたい…ダメ?」
ロー)「ふっ、あぁ。俺も飲み足りない」
ローの手が離れてローの視線が外れて
その視線を追えば未だに騒いでいるサンタ達
「メリークリスマス」
ロー)「あぁ。メリークリスマス」
ローの肩に頭を預けて呟いたらローはそれに応えて
私の頭にキスをしてくれた
パーティーはまだまだ続きそう
ロー)「来年はお前があれを着ろ」
「え?別に来年じゃなくても着るけど」
ロー)「…なら部屋に置いてあるやつを後で着ろ」
「え?部屋に置いてある?そんなの置いてあったっけ?」
ロー)「あぁ。お前からのプレゼント用にな」
「ん?意味わからないけど、着ればいいのね?」
ロー)「あぁ。俺が楽しむ用だ」
「…」
ロー)「プレゼントくれるんだろ?」
「凄くいい笑顔…お手柔らかに」
ロー)「それは保証出来ねぇな」
「…」
少し呆れたような視線を送っても
ローは笑っていた
そんな顔を見ていたら…
ハロウィンもそうだったけど…
「これは、忘れられないよね」
ロー)「忘れさせない…もし忘れたらお仕置してやるよ。それこそ忘れられないお仕置をな」
「こわっ」
☆☆☆
メリークリスマス!
☆☆☆