第16章 ◇ クリスマス ◇ 夢主視点 ◇

「サンタに言ってやる…この人悪い人ですって」

ロー）「残念だったな。この船に乗ってる時点でいい子なんていない」

「え？今日は来てくれるって…」

ロー）「今日だけ特別に呼んだんだ。感謝しろよ…サンタ達に」






準備して甲板に向かっている時の会話である




そっか
海賊だもんね
海賊船にはサンタ来ないのか





ってか


「…サンタって呼べるんだ…どんな人だろう…」

ロー）「…」







私の呟きにローは帽子を深く被った




甲板に着いてローがドアを開けてくれた





途端に大きな音




「「「メリークリスマス！！」」」

「…」

ロー）「ふっ」





当然のクラッカーの音に驚いて固まってしまったら
ローに笑われた




ローに手を引かれて着いて行けば
甲板の真ん中に料理とか話に聞いてたツリーとか
そのツリーの下に箱がいっぱいあった





ロー）「この箱にプレゼントが入ってる…後ろにいるサンタ達が全部お前にやるって言っていたぞ」

「…」






後ろを見ればいつものツナギじゃなくて
赤い服を着て白い髭まで付けて…笑ってるみんなの姿