* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】
第14章 ◇ 熱*② ◇ ロー視点 ◇
アヤはゆっくり寝ていて
起きたのは次の日のお昼頃だった
丸々1日寝ていたおかげが…昨日よりマシになった熱
ロー)「…果物なら食べれそうか?」
「…うーん…少しなら」
ロー)「なら少しでも食え」
俺はアヤの体を起こしてしんどくないように
俺に体を預けさせて
小さく切ったアヤの好きな果物を
口まで持っていけば
小さく口を開けてゆっくり食べた
食べ終わってまた小さく口を開けたので
また口元まで持っていけば大人しく食べた
果物を半分ぐらいの量は食べただろう
何回か繰り返してアヤが口を閉じて頭を俺に預けた
残りは俺が食べるとして
アヤの頭を撫でながら
ロー)「水は?」
「…飲む」
ロー)「ほら」
「…飲ませて」
ロー)「…」
飲ませて?
一瞬考えたが…
俺は黙って薬を口に含んで水も含んで
アヤの顔を抑えて口移しをした
アヤはこれが気に入ったらしい
そして…またアヤからの甘い香り…