* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】
第14章 ◇ 熱*② ◇ ロー視点 ◇
ベットから立ち上がりドアを開ければベポが驚いた
ベポ)「え?!キャプテン?!起きてたの?!」
いつもアヤが返事をするから
俺だった事にベポは驚いて大声を上げた
ロー)「ベポ。大声出すな…悪いがアヤが熱を出して2、3日部屋から出れないから俺達の飯を持って来い」
ベポ)「え?!アヤ!熱出したの?!」
ロー)「あぁ、病気とかではないらしいが…看病するのに部屋に篭もるから、特に用がないなら部屋に近づくな…なるべく静かにしてろ」
ベポ)「わ、分かった!皆に伝えとく!」
ロー)「あぁ、とりあえず水を持ってきてくれ」
ベポ)「分かった!」
大声出すなと言ったばかりなのに
ベポは大声で返事して走って食堂に向かった
俺はドアを閉めベットに戻れば
頭まで布団を被ってるアヤがいた
布団を捲れば俺の服に顔を埋めてるアヤがいた
頭を撫でれば少しだけ顔をあげた
ロー)「おい。本物はここにいるぞ」
「みじゅ…うけとるんでしょ?…ならまだこれでいい」
アヤはそう言って俺の服に顔を埋めた
小さくため息をついて
ベットの脇に座りアヤの頭を撫で続けた
次第に…アヤから力が抜け、恐らく寝落ちしたのだろう
静かに寝息が聞こえ出した
そんな時控えめなノック音が聞こえて
ドアに向かえば
水や果物、他にも色々と乗せたトレーを持って
ペンギンが立っていた