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溺愛巫女は、喰べられたい

第1章 人、ならざるもの


自分からユーリの頬へと手を伸ばせば。


「ひゃぁ…………っ!!ぁ、あんっ、ぁ、っぁあ!!」

後ろからの突き上げが激しくなって。
そのまま。
ユーリごと床へと倒れ込んだ。

「………狼」
「悪い」
「わざとだろ」


熱い。
熱い。
熱い。
身体、熱いの…………っ。



「…………あーあ、ほんとかわいいよね、尊」


正面から、ユーリの両手が頬を包み込む。

「かわいすぎて、ほんと嫉妬する」
「…………お互いさまだろ」
「いいから早く」
「言われなくても」

「!!………ひぅ………っ」


ズン、て。
狼が腰を沈める度に子宮に響く。
お腹が、熱い………っ。


「尊、舌、出して」

べ、って。
ユーリが舌を出して。
同じように舌を、出せば。


「!!」


舌先だけが、舐められて。
くちゅくちゅ音がする。
「そのまま、口開いてて」
囁くようにユーリの声が響いて。
唇が、重なった。


「…………エロガキ。どこでそんなん覚えてくんのおまえ」


理性ぶっ飛んでなきゃ。
激しく狼の意見に賛成。
だけど生憎そんな理性ぶっ飛んだ。
ユーリの柔らかな舌に応えるので精一杯。
時々ユーリの喉を鳴らすのは。
あたしの唾液なのか血液なのかそれすらも曖昧で。
狼に後ろから貫かれながら。
ユーリとのキスに、酔いしれた。


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