第6章 彼女
階段をおりると幼馴染の"中森青子"が外にいる誰かに話しかけている。
『青子〜、何してんだァ?』
青子「快斗!玄関前に女の人がいるんだけど…」
気になり青子の元に駆け寄り肩から顔を覗かせる。
女の方を見えみると、サングラスをかけ顔は見えないが背は高くスタイルが良い女性だ。
うっひょ〜、あんなスタイルさせて胸はそれなりにあるとかいいスタイルしてんなぁ!俺の見立てによるとFか…?
女は手を大きく振りながら慌てて何かを言っている
?「ここの校長に用があってですね!
アポを取ってるのか取ってないのかわからなくて…」
青子「な、なんだぁ。本当に怪しい人かと思っちゃいました!
職員玄関の方から入って事務員さんに聞いたら大丈夫だと思いますよ!」
?「あ、そっか…
ありがとうございます!」
お礼を言い彼女は職員玄関の方に向かっていった。
『いや〜、中々いいスタイルしてたなぁ!』
青子「快斗ったら!!」
青子は俺の肩をバシッと叩きながら2人で教室に向かった。
授業が退屈過ぎて、窓の外を眺めて次の狙いを考えていると教室の扉を誰かがノックをした。扉の方を見ると校長がズカズカと教室に入ってきた。
紺野「こ、校長先生!」
青子「ねぇ、快斗!いきなり校長先生が授業中に来る何てどゆこと?」
『俺に聞かれてもわかんねーよ!』
校長「紺野先生に頼みがありましてねぇ」
紺野「は、はい」
校長は扉の方を見ている。誰か外にいるのか?
見ていると先程青子が話しかけていた女が教室に入ってきた
青子「あの人!さっきの!!」
青子は驚いて席から立ち上がるがすぐ椅子に座る
?「授業中ほんとに申し訳ございません。
校長先生が言ってる頼みとはですね、私の私情で…」
彼女が顔を上げると紺野はその人の事を知っているのか驚いて目を見開いている
紺野「あ、あなたは!!一ノ瀬唯吹!!??!」
生徒「嘘!!!一ノ瀬唯吹ってあの?!」
生徒「雑誌で見るより可愛すぎ!」
青子「あ、あの人一ノ瀬唯吹だったの!?!
サングラスかけてたから全然気付かなかった…」
俺でも知っている人気のモデルだ。雑誌で見た事あるが、俺は1度彼女に会っている。
怪盗キッドの姿だったからあっちは俺と会った事なんて気付かねーと思うけどな