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呪術廻戦 〜生きた証 後編 〜

第4章 もう一度。




「やぁ、久しぶり。元気だった?」



庭先に立っていたのは、片手を上げ、にっこりと笑う五条先生。



ーーーーーーう、、そ、、、、なんで⁇⁇



目を見開き、反応が出来ず固まっていると、




「ちょっとちょっと〜⁈⁈久々の再会なのに反応薄くない⁈
えっ⁈まさかこの超絶イケメンを忘れたワケじゃないよね⁈
グッドルッキングガイ五条先生だよー⁈」



サングラスを外し、手をヒラヒラと振るその人は相変わらずな調子で、まるでこれまでの事なんて何も無かったかのようにあまりにも普通だった。



『ーーーー五条、先生、、、何で、、』


「何で⁇そりゃあに会いたかったからに決まってるでしょ⁇
散々、それはもう〜散々探し回ったんだよーー?
伊地知は全然使えないし?
お陰で予想以上に時間が掛かっちゃった。」


やれやれ。と言うように肩を竦め、再びサングラスを掛けた五条先生は、固まったままの私を他所に、縁側にドサッと腰を下ろした。



「ヘぇ、良いトコじゃん。空気も綺麗だし、景色も良い。
ーーーさすが傑。」


『っ⁈』


思わず息を飲むと、五条先生はポンと床を叩き隣に座るよう合図をした。



「・・・・、僕を恨んでる?」


唐突な質問。

それが何を意味してるかはすぐに理解した。



『ーーーーーいえ、、、』



「そっか…実はちょっとびびってたりしたんだけどね。
少しだけほっとしたよ。」



遠くの山を眺める五条先生の横顔が、何だか切なそうに見えた。



ーーーーあの日、夏油さんを手に掛けたのは五条先生なのは話に聞いていた。


夏油さんが私達家族を守り、新しい世界を築こうとしたのと同じ、五条先生は生徒を、この世界の均衡を守ったのだ。


五条先生を恨んだ事なんて一度もない。
恨むとしたら自分の非力さ、未熟さだ。



私は静かに五条先生の隣に腰を下ろした。




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