第1章 壁外調査目前
「はぁ?なんで此処でミカサがでてくんだよ!」
「だってジャン、ミカサが好きって噂があったし・・ミカサが無理だから私と・・」
ドンと壁を殴る音がした。
ジャンだ。
「ふざけんな!お前がそんなにバカなんてガッカリだな」
ジャンがリウを置いて出ていった。
確かにジャンを誤解させてしまった。
もう壁外調査まで、時間がない、どうしたら誤解が溶けるだろう。
一人になった秘密の場所で、リウの頬に涙が溢れた。
意地ななっていただけだった。
リウの事は本気だ。
誰かに獲られたくない、それが本音だった。
しばらくジャンと口を利いてない、秘密の場所も怖くて
行けなかった。
このまま終わってしまうのだろうか?
「あんた逹、うっとしいから何とかしてくんない?」
アニがリウに話しかけた。
アニは以外と勘が働く、と言うか分かりやすいのだろうか?
秘密の場所に足を運んでみる。
多分まだ怒ってるんだろうな。
ドキドキする。
何て謝ろう。
素直に「ごめんね」って良いのかな?