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ケンカの後で・・

第1章 壁外調査目前


壁外調査一ヶ月前、訓練生も参加する事になった。

ジャンの決意の言葉、エルヴィン団長の力強い言葉が、

皆を駆り立てたにちがいない。

リウもその一人だ。

皆、死を覚悟して調査に挑むのだ

ジャン恋人同士になってから、会話が増えた気がした。

下らなくてどうでもいい話、ジャンの笑顔がすこし増えた
気がした。

ジャンの心の傷は少しは癒えただろうか?
ジャンの心に寄り添える事が出来てるだろうか?

大事な人を喪う事はとても辛い事はリウも知っている。

巨人の被害に遭ったわけではないが、家族はいない。

所謂天涯孤独だ。

ジャンに余計な心配かけたくなかったから、巧くはぐらかしていた。

今日はネス班長による「長距離策敵陣形」についての講義だった。

比較的に新兵は安全な場所に配置されたらしい。

なかなかネス班長の講義が頭に入らない。

そうだ!アルミンに聞こう。

アルミンは頭は良いし人当たりもいい。

「リウどうしたの?」

「さっきの講義で解らない事があるんだけど」

「いいよ!どこ?」

「ネス班長の講義は難しくて・.・・そうだ!アルミンが
講義したら?」

「え!僕が?解らない事があったらいつでも相談乗るよ」

アルミンは容姿で男女ともに人気がある。

暫くはアルミンのに厄介になりそうだ。

「リウは一生懸命だよね?いつも僕に勉強教えてって来るんだ」

ジャンの耳にも入った。

壁外調査まで時間がない。

仕方がないとは言え、なんだか妙にイライラする。

「勝手にやったら?」

アニが、然り気無くて教えてくれた二人きりになれる秘密の場所。

何気に応援してくれてるみたいだ。

リウは何気なくアルミンの事を話した。

「で?アルミンの事気にしてるんのか?」

ジャンがアルミンの名を口にした途端、機嫌が悪くなった。

リウが顔色を変えた。

「ジャンそれ?私がアルミンの事好きって事?」

「最近ヤツとつるんでばっかだろ?俺は無視かよ?」

「そんなつもり無いよ。アルミンとは何もないもん」

ジャンは相当機嫌が悪いようだ。

リウも売り言葉に買い言葉で、

「ジャンだって、本当はミカサが好きなんでしょ?



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