• テキストサイズ

ささめごと -ながい夢- 【NARUTO】

第45章 獣的本能を持つ奴ら




キリ「ありがとう。でも、今回は私が有利だったわ」

リー「有利?」

キリ「私は、もうあなたの手の内を知っていたから。でも、あなたは刀を持った私を知らなかった」


リーの戦闘方法を知っていたから、早々に決着をつけることを選んだ。

今回の戦いは平等ではない。


キリ「あなたが開門をしていたら、また違ったはず」

リー「ですが、それをする間もなくやられてしまうのでは、意味がありませんね」



困ったように頭を悩ませたリーは、ハッと何かを閃いたように、顔を上げた。

リー「いつ戦いになってもいいように、常に開門状態にしておくというのはどうでしょう!!」


キリ「……それ、あなた死ぬんじゃない?」


以前、リーと戦った時。

開門をしてからは、そのスピードについていくのが困難になり、そして敗北するに至ったわけだが。

戦闘後、リーもかなり息が上がり疲労していたのが見て取れた。


短時間であれだ。

あれだけの能力向上には、それ相応の代償があるということだろう。


間違っても、常時発動していていいような術ではないはずだ。


キリ「仮にそれが可能なら、脅威的な力ではあるけど……」

リー「む、確かに今のままでは無理かもしれませんが、いつかはそれが出来るように特訓します!!」

キリ「どうやって? ……これは特訓でどうにかなるものなの?」

リー「根性でなんとかします!!」

/ 1018ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp