• テキストサイズ

ささめごと -ながい夢- 【NARUTO】

第44章 敗北





ガイ(そうかこの子があの……)

リー「そうですか! 僕もです! 君も今から修業を?」


キリ「ええ」

リー「では、一緒に行きましょう!」

キリ「断るわ」


ガイ「それは名案だなリー! キリ! 俺たちの修業は中々ハードだが、恐れる必要はない! 気持ちさえあれば大丈夫だ!」

「お前の熱い青春を俺に見せてくれ!」と、ナイスガイなポーズを向けられる。


キリ「断るわ」


すると突然、ガイから腕をガッと掴まれる。

そのままずるずると引きずられるようにして、キリはお団子頭と長髪の男のもとまで強制的に連れられていく。


ガイ「お前達と同じ下忍のキリだ! 今から一緒に修業を行うことになった!」

「ひとつ下の後輩だから仲良くしてやってくれ!」と、ビッと親指を立てる緑タイツ大。もとい、マイト•ガイ。


キリ「断るわ」


何度もそう伝えてはいるが、先ほどからまるでキリの声が届かない。

そのため、この中で一番まともそうなお団子頭に視線を送れば、不憫なものを見る目を向けられた。


テン「ごめんね、ちょっと付き合ってやって」

「こうなると止まらないから」と、言われた直後。


掴まれ続けていた左腕に、グンっと力を感じた。


ガイ「さっそく行こうじゃないか! 俺についてこい!」

リー「はい!ガイ先生!!」


キリ「っ…!」


その合図で、とてつもないスピードで走り始めたガイに、何やら色々と諦めがついたキリも自らの足で走り始める。


ガイ「いいぞキリ! その調子だ、ついてこい!!」

キリ(…………)


/ 1018ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp