• テキストサイズ

ささめごと -ながい夢- 【NARUTO】

第43章 失敗




第43話 失敗


シカク「キリ、今日の任務では俺たちはサポート役だ。いいな?」

キリ「はい」



本日の任務は、紅班と合同のCランク任務。


ある町で、強盗団が家へ押し入ったとのこと。状況によっては住民に危害を加えることもあり、金品も奪う、悪質な団体が勢力を伸ばし、住民たちの生活を脅かしているそうだ。

そんな強盗団の捕縛することが、今回の任務の目的である。

相手は忍ではない。けれど人数が不確定なこと、また紅班が要戦闘の任務は初めてなことから、シカク班がサポート役として同行することになった。


シカク「今回、俺たちは基本的に後方からの援護にまわる。それでいいか?」

紅「はい、今日はよろしくお願いします」


今回の班隊形の確認を行っている担当上忍たちを横目に、キバは不服そうに顔をしかめている。


キバ「わりーけど、援護なんて必要ねぇ。この任務、俺たちだけで終わらせっからよ」


「なぁ」と、班員に同意を求めるキバに、シノもうなずき返す。

シノ「ああ、俺もそのつもりだ」


キバ「ってことだ。お前も手ぇ出してくんじゃねぇぞ」

そう言って、キバはキリに鋭い視線を向ける。


キリ「……あなたの指示には従わないわ」

キバ「あ? いま何つった?」


今にもくってかかっていきそうなキバを、紅が制止する。

紅「キバ、やめなさい」


キバ「ちっ、なんでこんな奴と一緒に任務なんて行かなきゃなんねーんだよ」

ヒナタ「キ、キバくんそんな言い方は……っ」


「良くないよ」と、眉を下げるヒナタと、シカク班に非礼を詫びる紅を見て、キバはよりいっそう顔をしかめた。


/ 1018ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp