• テキストサイズ

ささめごと -ながい夢- 【NARUTO】

第37章 長所と短所




シカク(シカマルの言うように、イチカちゃんはただ突っ込んで来てるだけだと言えなくもないが……)

それは、イチカがキリに寄せている絶対的な信頼があるからだ。


シカク(イチカちゃんが戦闘中に後ろを気にする素振りは一度もなかったな)

実際、後ろにはキリがいるから大丈夫だと、前だけに集中するイチカは強かった。


シカク(100%の信用ってのは、口で言うほど簡単なことじゃねぇ)

それが、この二人の間には確かにあった。


シカク(特にイチカちゃんは楽しくて仕方ねぇだろうな)


キリはイチカの性格、能力からどこまでいけるのかを熟知し尽くしていて、無駄なフォローも動きも一回だってなかった。

イチカはキリと共に戦う事で、イチカ自身の強さと良さを何倍にも引き上げられているのが、見ていて感じられる。

そんな見ているこっちが気持ち良いと思うぐらいに、イチカとキリは息の合ったツーマンセルを見せてくれた。


シカク(ま、ひやっとしたのはシカマル達の方だけどな)


イチカペアとは対照的な構成だった。

シカマルのサポートを得て、キリが最前線をとる。


互いに手合わせをしたことはあるが、今までその場しのぎのみで、まともに組んで戦うことのなかったこの二人。


探り探りだったキリも途中からは、シカマルのサポートの要領を得て、次第に動きのキレを増していき、シカマルも止まることなく数々の罠を仕掛けてくる。

/ 1018ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp