• テキストサイズ

ささめごと -ながい夢- 【NARUTO】

第37章 長所と短所




キリ(やっぱりイチカみたいに元気があった方が……)

可愛いらしい。


ということは、イチカと真逆と言っていいほどのキリは。100歩譲ってもらっても元気で明るいとは言えない自分は、シカクにとって可愛くないのだろうか。


キリ(………)

自然と、キリの視線は地面へと下げられる。


そう、キリがひっそりと一人で小さな傷をつくっていた事には、誰も気付いてはいないらしい。


……………………


イチカの過激な挨拶が終わったあと。

先の戦闘でスイッチが入ったのか、イチカは「久しぶりにキリと修業がしたい」と言い始めた。



それに、付き合うと言ってくれたシカク、シカマルと共に4人での修業が始まった。



はじめはシカクVS三人で行っていたところ、「ツーマンセルがしたい」と、イチカの声が上がる。

その結果、シカク.シカマルVSキリ.イチカでペアが組まれた。


そこから、問題は起きたのだ。


修業中、やたらとシカマルを煽りまくるイチカ。最初はそれを流していたシカマルも、次第にイチカを煽り始めてしまった。


普段、特に修業中や任務中には、そう簡単に感情的になる事がないシカマルが、こんなにもわかりやすいイチカの挑発に乗るなんて、一体どうしたのだろうと珍しく思っていれば、二人の衝突はどんどんヒートアップする。


ドッとイチカの蹴りが入り、吹っ飛んでいったシカマルをシカクが受け止める。


シカ「ってぇ、くそっ」

シカク「シカマル、突っ込み過ぎだ」


イチカ「キリ!! さすがね! 最高だわ」

自慢気な表情で、イチカはキリを抱きしめる。

/ 1018ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp