• テキストサイズ

ささめごと -ながい夢- 【NARUTO】

第31章 耐える戦い




カカシ「キリ……こんな状況で言いづらいんだけど、今からすぐに木ノ葉へ戻らないといけない」

そう、カカシもまたシカク同様に顔をしかめて言葉を紡いだ。


カカシ「あの案内人は音のスパイだった。ここへ来る前に大橋を通っただろう、おそらくこのままだとあの橋が上がる」

ナルト「っ! どういう事だってばよ」


カカシ「あそこは、音の管理下にある。多分もう案内人が橋をあげるように伝えてるだろうな。橋が上がって、このまま俺たちが木ノ葉に戻れなくなれば、次々と音隠れの忍が襲ってきて袋叩きってことだ」

ナルト「じゃあどうするんだってばよ」


カカシ「落ち着けナルト。あの橋は要請を受けてすぐに対応出来るものじゃない。ある程度の準備期間が必要だ」

シカ「……その準備期間ってのは?」

カカシ「……おそらく、あと一日満たない。それまでに、あの橋を渡る必要がある」

ナルト、シカ「「なっ……!!」」

ナルト「一日もないって……そんなの無理だってばよ!」


ナルトとシカマルの視線が、キリへと集まる。


カカシ「途中休憩をとったとはいえ、単純に二日かけて来た道のりを半分で行くんだ。倍のスピードで戻らないと間に合わないだろうな」

シカ「ちょっ、待ってくれよ。こんな状態でいけるわけねーだろうが」

/ 1018ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp