• テキストサイズ

ささめごと -ながい夢- 【NARUTO】

第31章 耐える戦い



すると、先ほどまでニコニコとしていた案内人が突然表情を変えた。

『ちょっと勘弁してくれよ、初めからそうした約束だったはずだ! あっし一人に、この危険な山道を行けと? 自分たちの案内さえ終わればもう用済みってことかい? 木ノ葉の忍はなんて薄情な連中だ』



憤慨する案内人に、どうしたものかとシカクは顎に手を当てる。

シカク(伝達ミスか?)


正直、今は案内人の護衛に戦力を割けるほど、人員に余裕はない。


しかし、この案内人も仕事で雇われた身だ。

雇っておいていい加減な対応をすれば、木ノ葉の信用にも関わる。それは今後の木ノ葉にとって得策ではないだろう。

イレギュラーな事態ではあるが、仕方ない。



シカク「いや、すまない。どこかで話が違えていたみたいだ。集落までの護衛を一人出そう」

『おや。いやぁー初めからそう言っていただければこちらも、ね。しかし、ついつい口悪くなってしまって、すみませんね』


『どうもあっしの性分は堪えようがなくていけませんね』と、案内人は少しバツの悪そうに手揉みをしている。

シカク「いや、こちらもすまなかった」



今から音隠れの連中のもとへ行くとなれば、そこでの戦闘は避けられない。

シカク(そうなると……)

/ 1018ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp