• テキストサイズ

【五条悟】運命は戻らない

第3章 #3 人魚の呪い


「え、綾芽家って…消滅した不死身の?」

「なんで不死身なのに消滅すんだよ」

「えぇと、その子が綾芽家の子ということかい?」

「あぁ」

何を話しているのかはよく分からない

不死身?私の事なのだろうか

茶色のショートカットの髪の女の子は
驚いたような目で私をじっと見ていた

お団子頭の男の人はニコニコ笑顔だった

少し怖くてまた五条さんの背に隠れた

「綾芽家の子っていうのはいいけど
ここに持ってくる意味あるの?」

「いや、頼まれたんだ数ヶ月前にな」

「へぇ、あんたが頼まれ物ねぇ」

「でもその子どうすんのよ、預かる場所なんてないよ」

「後輩ってやつがあるだろ」

「…あんたガチで言ってんの?」

「俺は何時でもガチだよ」

「………」

急に会話がとまってよく分からず首を傾げる

正直話してる内容が分からないので
ぼぉっと外を眺めていた

外はもう夕方なのか、紫のようなピンクのような
綺麗な色に染まっていた

そのグラデーションが花霞は大好きで
笑顔で手を伸ばしてはしゃいでいた

「うわ、可愛い」

「夕暮れの色と合うね」

「とりあえず七海のとこ連れてくわ」



「「マジか」」

急に左腕を引かれ部屋を出る

ふと中を見れば2人とも手を振ってくれていた
ので小さく振り返した
/ 42ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp