第7章 大切に、、、
悲鳴嶼の一人称が、私、から、俺、になっていた。悲鳴嶼も大分、余裕がなくなってきていた。
悲鳴嶼は、緩くなっていた鈴音の帯を解く。鈴音の下着を着けただけの裸体が悲鳴嶼の眼前に晒される。
「あぁ、綺麗だ。」
見えていないはずなのにそう言われ、でも本当は見えていそうで、鈴音はどうしたらいいかわからない。鈴音の顔は真っ赤だった。
「シミ一つない、綺麗な肌だ。」
悲鳴嶼の手が鈴音の体のラインに沿って撫でていく。
「、、、ふっ、、あっ、、、」
鈴音の肌が朱に染まる。悲鳴嶼の手は腰の辺りから上へ戻ってきて、鈴音の胸の膨らみを撫でた。
「、、、あぁっ、、、」
誰にも触れられたことのない胸を撫でられ、鈴音の体は大袈裟なくらい跳ねた。
「痛いか?」
「、、だい、じょぶ、です、、ちょっと、おどろいてしまって、、、」
「痛かったり、辛かったらすぐに言いなさい。」
悲鳴嶼の手が鈴音の膨らみを揉んでいく。鈴音の膨らみはやや小ぶりではあるが、柔らかく、悲鳴嶼は手だけではなく、唇も寄せた。
「、、、あっ、、、」
胸の膨らみにも赤い痕を残す。悲鳴嶼は、案外、独占欲が強いタイプなのかも知れない。