第7章 5ページ目 体術の訓練。
夜蛾先生を呼んできてくれたのは、硝子ちゃんでした。
まぁアラートもガンガン鳴ったし、見つかるのも時間の問題だったわけなんだけど。
「いやぁ、一応さ?を助けようと思って呼んだんだけど…遅かったみたいだな」
そう言って、正座によって痺れに痺れたわたしの足をツンとつつく硝子ちゃん。
うひいっ、やめてぇえ……!!
その場から動けない状態では、ただ床に爪を立てて痺れを耐えるしかない。
「しょ、硝子ちゃん…あっ、ダメ、やめっひんっ……うぐぐ…」
「ふふ、かぁーわいい」
やめてぇえ…いつもなら嬉しいけど、今は嬉しくないその言葉。
あ、もう、ほんとにそれ以上はぁあっ…きゃうん!!
「硝子って、ちょっとアレだよな」
「ああ、アレだな」
「でもこの光景は悪くない」
「そうだな」
うるしゃい、そこのたんこぶコンビ!!