Smile Again ~君の笑顔をもう一度~【短編集】
第3章 2人…いや3人!?*誓いのキスは突然に*円山崇生、柴咲漣*
#NAME1#side
…………。
ああもう!!
なんだってのよ!!
こんな頭がぼーっとして…。
前までこんなんなかったのに…。
カチャ
あ、漣。
「おかえりー」
漣「…ただいま」
荷物を預かると、漣はさっさと着替えに行った。
「ご飯できてるから」
漣「…うん」
漣が来る前に並べてしまおう。
並べ終わった時、ちょうど漣がやってきた。
漣「…食べていい?」
「もちろん。どうぞ」
私もまだだったから漣の向かいに座って食べていた。
……パクパク
漣「………」ジー
………………。
ちょっと!!なにこの沈黙と視線は!!
漣「……」ジー
「あの…なにか?」
漣「…別に」
よくわからないまま私は食べ終わり、食器を洗った。
「お風呂入れてくる」
なんとも言えない空気から逃げたかった。
漣「……#NAME1#」
「ん?」
漣「…好きでしょ」
「は!?」
いや漣は好きだけど…。
漣「…崇生さんのこと…」
!!!???
「なんで…」
漣「わかるよ…それくらい」
「……」
確かに…私を誰よりも知ってるのは漣か。
漣「約束…守ってよ」
「え?」
漣「…#NAME1#がいないと寝れない」
………………。
「うん」