Smile Again ~君の笑顔をもう一度~【短編集】
第2章 ~俺が守ろう~*ジョット*家庭教ヒットマンリボーン*
「はぁ…はぁ…」
皆…どうか無事で…!!
私は、今故郷へ向かって全力疾走していた。
私達ボンゴレファミリーは、突如襲ってきたマフィア達を相手に、争っていた。
争いは次第に激しさを増し、何時しか多数のファミリーを巻き込む大戦争となった。
私は雨の波動を持ち、2本の長剣を使う二刀流を扱って、霧の守護者、デイモン・スペード様の部下として争いに加わった。
しかし、つい小一時間ほど前…。
仲「おい、お前の故郷が攻撃されたらしいぞ!」
「なんですって!?」
考えるより先に体が動いた。
「この場、任せていいですか?」
部「はい!!お任せください」
頼りになる部下達、私にはもったいない人材達だ。
私はお礼を言って走り出し、今に至る。
足は麻痺し、さっきから何度躓いただろう。
心臓も、限界に近付いている。
けど、私は止まれないんだ…、家族の為に…!
皆…どうか…どうか無事で――!!