• テキストサイズ

その『精』『死』いただきます♡

第1章 実習先、間違えました!!



「んむ………っ、ふぅん、んンッッ」


何これ。
この人の舌、生き物?
こんな動き、知らない。



ぢゅうぅぅぅ
ぢゅ、ぢゅ、ぢゅ。



舌を吸われて、舌が食べられるみたいに絡む。
歯列をなぞって、舌がくすぐる。
喉奥へと、舌が入り込む。




「は…、は…っ、ぷは」



やっと唇が離された頃にはすでに酸欠で、ぼーっとする。


なんなのこの人間。
あたしの唾液あんだけ絡んどいて。
なんで平気でいられるの。
おかしい。
こいつほんとに人間なの!?


「まだキスしただけだけど?」

濡れた唇を舌で拭って。
彼が揶揄い混じりに、問う。


「もう降参?やっぱ止める?」
「やめな、っで………っ」


なんかもうほんと。
どーでもいい。
人間だとか。
悪魔だとか。
もういい。
早く満たして。
早く、この空腹、なんとかして。


自分から手を伸ばして。
彼の唇へと自分のそれを重ねた。


「…………っ」


瞬間。
彼が覆い被さるように、あたしを跨いで。
硬いものが、あたる。


先ほどまでふにゃふにゃのこんにゃくみたいだった彼のものは、今や噂に聞く鬼の金棒くらいの硬さと大きさになって、たぶんわざと、擦り付けてくる。


「…………欲しいの?」


ペロリと、舌舐めずり。
ゴクン、て喉を鳴らしたあたしを挑戦的に射抜く瞳。
嫌いじゃないな。
この瞳。
支配されたい、って。
はじめて思った。



「脱がすよ?」


こくん、て頷けば。
慣れた手つきで、服や下着が全て剥ぎ取られていく。


「…………っひ、っぁあ!!」


服を脱がしながら首やら肩やらへと触れる唇。
ゆっくりと指先が太腿をなぞり、最後の下着まで剥がされた。
そのまま胸へと彼が舌を伸ばして。
ぴちゃ、て。
ザラザラした生暖かいものが胸を愛撫する。


「んん…………っ、はぅ」


もう片方は、彼の指の腹でコリコリと転がされて。
ゾクゾクする。
身体が、悦ぶ。





「え…………っ、ひゃぁ!?」


…………何。


「………すっげキツいね、ここ。指いれんの、はじめて?」


あ。
なか。
指………っ。


「ふ、と………、や、ぁ」

「………そう。了解」

少しだけ顔をあげて上目遣いでそう、彼が嘲笑うようにあたしを一瞥した。
/ 29ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp