第1章 実習先、間違えました!!
気持ちいい。
気持ちいい。
くちゅくちゅくちゅくちゅ
気持ち良すぎて頭、おかしくなる。
ボーっとする。
モヤがかかる。
「!!!」
突然襲った激痛。
指先だけだった彼の指が、一気に深いところまで埋められたんだ。
「…………ごめん、もっとゆっくり、してあげたかったんだけど」
「ぁ、ぁ、っあ!!ああああ………っ!!」
指先が、出たり入ったりを繰り返して。
ピリリと走る痛み。
「そろそろ限界………っ」
「あ………っ、やぁ!?そ、れいた、ぁ」
ぐ、って。
なかに指先が追加され、なかを広げるように2本の指が、内壁を、押す。
「や、めぇそれ痛い!!いたい、からぁ………っ、ぁああ!!」
首を左右に振っていれば。
腰が押さえつけられて。
また、舌先が突起を舐める。
「っぁあ、ぁ、んぁあ………っ!!やめ、やぁあ………!!」
痛い、のに。
気持ちいい。
逃げたいのに。
逃げられない。
身体の震えが、止まらない。
「ゆび、やぁああ………っ、っ!?ぁああ!!あ、あ………っ、そ、れ何………っ」
今。
何。
指?
頭から爪先まで、今、なんか………。
ビクン!!
まとまらない考え。
考えたいのに、許してくれない。
また、さっきの。
なんでそこばっかり、指、擦るの………っ
「もう痛くない?」
「…………ない………っ!!」
痛く、ない。
だけど違う。
物足りない。
指、じゃなくて。
もっと。
もっと。
「!!!」
無意識に、彼の下半身へと回した右手。
………おっきい。
手の中でドクンドクンて脈打ってて。
熱くて。
ぬるぬる、してる。
思わず喉を、唾液が通り過ぎた。
やばい。
やっぱりこれ、美味しそう…………。
「…………そんなに物欲しそうな顔、しないでくれる?」
「あ………」
やだ。
だって。
こんなに美味しそうなのに。
ちゅ。
て。
額に落とされた口付け。
「…………ちょっと待ってな。先、喰わして」
「え」
よしよし、って。
また頭撫でられて。
ちゅ、て。
今度はほっぺた、キスされた。
あ…………。
また。
ドキン、て。
なんだろ、これ。
それに今。
今なんか…………。
「…………そろそろ、いい?」