第5章 最終話 桜の奇跡
「赤井に謝る……。許してくれるか分からないけど。」
そう言ってすぐに赤井に連絡をすると、すぐに電話に出てくれた。
言葉に詰まるのは僕の悪い癖で、1呼吸ついてから僕のマンションを教えるので、もし良ければ仕事終わりに今夜来て下さい。
「いきなりどうしたんだ?まあ。お言葉に甘えて今夜そちらに行くよ。」
赤井の言葉を聞いて安堵しながら、マンション名を教え、また後でと言って電話を切った。
1番喜んでくれたのはヒロだった。
降谷の事を見守ってから帰るか。と松田の言葉に4人は頷いたが、驚きを隠せ無かったのは僕の方。
「何言ってるんだよ。ずっと一緒に居てくれるんだろ?」
僕の言葉に伊達が「そうしたい。しかし、それは無理なんだよ……。俺達4人はこの世に存在しないんだから。」
分かってたはずなのに……。だからってそんなに急ぐ必要ないだろう。
全く気持ちが追いつかない僕にヒロは、ゼロは1人じゃない!赤井さんと和解出来るように最後の最後までサポートする!
その言葉にありがとうとお礼を言えば、萩原も見守るって言って、和解するまで4人が居てくれる事になった。