第30章 シークレットサンタ

「良い判断だ」

不敵な笑みを浮かべ、信長様は私に口づける。

「んっ」

体がそのまま褥の上へと倒された。

「ん…」

片手は私の頬に添えたまま深い口づけをし、もう片方の手は露わになった私の胸を掴み、その先を優しく刺激する。


「ぁっ、」

「ほぉ、このぷれぜんとは愛らしい声を出す」

「！」

「他にもどの様な声を出すのか、試してみねばな」

カプッと、今度は胸を口に含み舌で先を転がした。

「やっ、っぁ！」

「ふっ、やはり良い声で啼く」

ちゅうー

「んんっ、」

両胸が、信長様の口と手に遊ばれる。

ちゅ、ちゅ、

「っ、」
(何だか、いつも以上に恥ずかしい)

胸を執拗に弄られ口づけられる。
そしてその度にリップ音が部屋に響いて余計に熱を煽って来る。

「信長様っ、そんなに」

「そんなに何だ？物足りぬか？」

「ちがっ、あぁっ！」

カリッと先を噛まれて甘い刺激が走った。

「やはり良い声で啼く」

信長様は再び胸を掴み口づけ吸い上げる。

「やっぁ、そんな、強くしないで…っ！」

「まこと、このぷれぜんとは良く喋る」

「っだって、ひゃあっ！」

手を止めてくれた…訳ではなく、信長様は私の片足を掴み上げた。

「今宵の貴様は俺への贈り物。贈り物は言葉を話したりはせん。大人しく俺に身を委ねていろ」

いつも以上に俺様な言葉が飛び出し、スルッと足首のリボンを解き、ちゅっと私の足の甲へキスをした。

「っふ、んんっ！」

信長様との夜はいつでもドキドキするし、これでもかってほどに時間をかけて愛してくださるけど、

「やぁん、そんなとこまで舐めないでぇっ」

今夜はいつも以上に密度が濃い気がするっ！