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トリップして「私が真の三国無双」と言いたい

第1章 目が覚めたら三国志の世界って




「黄巾の乱、だよね~」


まあいっつも通る道。
張角。どんだけ 今まで
討ち取ったりー!したことか。


「妖術止めにいくのだるいけど」



バチバチッ


「?」


停電か。
電気が消えた。
窓の外を見ると
他の家は点いてるようだ。


「なんなの、もう」


充電器がささっていたわけではない。
ゲームは動いたまま。


そのうち電気は点くか。
辺りが暗くてもまあいいやと、
画面に視線を移す。


「えーと。最初だから、このままでいいか」


戦闘前の装備などのメニュー画面。
そのまま閉じ、
味方陣営のなかの門番に声を掛けにいく。




『準備はよろしいですか』


「…………ん?」



最初って、こんなんだったっけ。
いつもあまり気に留めてないから
何に対しての違和感かわからない。


「いいや、行っちゃえ」


どうせ、最初の面。
相手は張角。ちょろい。


そう思い、ボタンを押す。



ブウ―――――ンッ



「え……―――――」



手がビリビリ。
痺れるような電流。

画面が、チカチカ光る。






『ご武運を』


「――――――――――!」




パアアアアアアッ




電気が点いてない、暗い部屋なのに。
画面の眩い光が、辺りを包み込む。



シュンッ…………




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