• テキストサイズ

トリップして「私が真の三国無双」と言いたい

第4章 呉-1




「あっ 策兄さま!」


孫策。孫堅の長兄。

早くに、亡くなるんだよね………
なんとか、ならないもんなのか。

そして。隣に居るのは。



「早苗殿も一緒であったか」




周瑜様ぁ―――――!

美しすぎるんですけど―――――!!



(おふ、鼻血出そう)



反則級。
これで 男とは。
練師と並んだらもう。

あ、でも 嫁は小喬なんだった。






目の保養。眼福。
御飯が(いつも美味しいけど)
何倍にも美味しく感じる。



現実世界で、こんな美男子見たことない。
テレビの中ですら、
ここまでのひと、いないと思う。



「早苗殿は、いつも美味しそうに食べるな」



にこりと微笑まれ。
顔がのけ反りそうになるのを堪える。


「いえ、ほんと美味しいので!」



張飛のとこでも、
不満があったわけじゃないけど。


やはり、一国の長のお城。
比べるまでもなく、いつも豪華。
新鮮な海の幸が食卓に並ぶ。




幸せ~~~~

目の前には美しいひと!



むぐむぐと顎を動かしていると。
甲高い声が聞こえてきた。



「孫策様」「周瑜様ぁ~」



大喬と小喬。
美少女姉妹。

曹操 狙ってなかったか??


服の採寸をしていたら
遅くなったのだと言い。
ふたりはそれぞれ、夫の横に座った。



「早苗さん、ご機嫌よう」

「はい、ご機嫌よう」



大喬は、しとやかで礼儀正しい。
私にも、敬意を払ってくれる。



「………………」


小喬は黙って食事を食べ始め。
横から、周瑜に咎められる。


「小喬。君も、挨拶くらいしたらどうだ」




ああ そんなこと言っちゃあ
ますます むくれちゃうでしょうに




「………ご機嫌よう」





ご機嫌、よくないじゃんよ―――――!




「ご機嫌、よう…………」




食べてる最中でよかった。
絶対、顔。引きつってる。




やきもち焼きなのか。

小喬は 私に対し、
どうにもライバル心?の
ようなものを抱いている様子。



なんでだろ
どう考えても
あんたのが
百倍 可愛いでしょ 
こんなモブ
知らんふりしていいのに




自分で思いながら。
少し切ないが。
仕方あるまい。


私は見るだけで、満足しときます。







/ 36ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp