第2章 出会いと別れ
ぱっ
「あっ··はーい、ごめんね。ロナルドく···」
···チュッ
「ん···」
「···次会える時までのおまじないだ」
その日を境にロナルドくんは遊びに来なかった。
多分吸血鬼側にも色々あるんだろ。
そんな日が過ぎた時に私は呼ばれた。
ガチャ
「今日はお前にとっても似合う王子を呼んでみたよ」
(何回····め····あれ?)
その王子様は青の衣装を纏って、私に微笑む笑顔があの人に似ていた。
「初めまして、私は○○○です」
「あっ··初めまして··私は○○○です」
(この人初めて見たわ、今まで必ず写真からしか見てないのに···でも)
なんだろ
この人とずっといたい感情になるのは··。