第2章 出会いと別れ
その王子様は毎日良く来てくれた。
貴方の国は色々と大変じゃないの?と聞いたら返って来た言葉は
「私には国ではない国があります」
不思議な人だと思い更に私は貴方を知りたくなった。
そんなある日だろうか
お父様が良く屋敷から姿を見せない日が多いと知った
(別にお父様がどこに行こうが私には関係ないわね)
ガチャ
「ただいま。○○○」
「お帰りなさいませご主人様」
「あぁ、○○○や」
「はい」
すっ
「この小瓶を飲みなさい」
「何故ですか?(···ロナルドくんみたいな目の色)」
「お前はあの王子とかなり仲良くなってるみたいだが··どうも私には不安しかなくてな··それで魔女に頼み込んで薬を作って貰ったんだよ」
「!?··何を···考えてるんですか!私が誰と仲良くなるのはいけないの!?」
「私はお前の事を考えてだ。あの王子よりもっとふさわしい人を見つけたから。忘れなさい」
「嫌よ!私が初めて··幸せを求めた人なのに···」