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ちょっとしたおはなしをしようか

第2章 出会いと別れ



その後もロナルドくんは昼間でも夜でも関係なく私の部屋に尋ねてきた。


ひょこ
「来たぞー!って何見てるんだ?」

「私の勝手なお見合い相手写真よ」

··ザワッ
「お見合い相手?」

「お父様が勝手に話をしてるだけ。····ロナルドくん?」

ピリリッ
「お前、その写真しか見たことがない奴を好きになるのか?」

(···怒ってる?)

ふるふる
「しないわ、だって··」

「だって?」

だっ
ぎゅ···。
「···私はロナルドくんが好きだから··//」

「ーーー!、ほんとか?」

「そうじゃなかったらこうしないわよ///」

「俺··吸血鬼だぞ?いいのか?」

「知らない人を好きになれないわ、私は吸血鬼である貴方が好き」

「····名前を、教えてくれ」

「名前?」

「お前の名前を俺が知れば、ずっといれる···」

「···私の名前は··ー」

コンコン
「お嬢様、王様がお呼びです」
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