第7章 再会
「お嬢さんの名前を教えて貰おうか」
「はい、多分··信じて貰えるか分かりませんが··私は霧島彩華です」
「彩華くん··?」
「はい」
私は今まで出会ったロナルドさん達の話をしていく
結論付けてしまうが
多分私がいるヨコハマは色んな吸血鬼に色んなロナルドさんが生きてる世界なんだろうなと
そうしなければ··吸対にいるはずのドラルクさんが吸血鬼になる話じゃない
(ドラルクさんが吸血鬼なら··)
「あのドラルクさん。」
「何だい?」
「ロナルドさんのお兄さんって··何していますか?(私の答えが正しいか分からないけど··吸血鬼では無いはずだ)」
「お兄さんなら吸対の隊長さんだよ」
「·····(やはり人間か)」
ぎゅーー!
「俺より兄貴がいいのか」
『喋った』