第7章 再会
何故
隙間から出た場所が
貴方の世界に繋がったかは分からないが。
コトッ
「紅茶をどうぞ」
「ありがとうございます··ドラルクさん」
すとん
「こちらも助かったよ。野球拳に捕まったら退治するまでめんどくさいからね。で、先程からゴリルド君は何故客人を膝に乗せてる」
ぎゅーーーーーー。
「········ぐすっ」
(泣いてる?)
ヒュン!
どすっ
「珍しく拳が飛んでこなあぁ··スナァ」
(靴下投げたら当たって死んだ!?)
スナスナァ···
「いくら客人の前でも相変わらず容赦しないね!」
(この世界は··私の世界とは違う)
いくらロナルドさんが退治人だと知っていても
吸対であるドラルクさんが···吸血鬼だなんて
(でも、そんな世界の貴方を私は愛してしまったけど··すごく)
ごッ
(当たってるんですよねーーーーーー!)