第4章 名前はまだない
小さかった子供は成長してもまだ幼さは残っていたが···。
私は妖の世界に居着いて早1ヶ月近く。
子供は
ガチャ
「ただいま彩華。」
「おかえりなさ··いいーーー!」
スライディングずじゃー!
「疲れたーー!」
どごっ
「うっ。···お疲れ様です(子供姿が恋しいが··)」
「いつものしてくんないのか?」
「いつもの?」
「頭なでてくれないのか?」
「あっ。はい」
なでなで
「彩華に撫でられるの好きだな!」
「それは嬉しいですね(やはりまだ幼さがあるな)」
(今のロナルドさんは成人男性でもまだ女性に対して初々しい?んだよな)
「······」
「?、どうしました?」
ぎゅむぎゅむ
「なんでもない!」
「よしよし」