• テキストサイズ

ちょっとしたおはなしをしようか

第4章 名前はまだない



更に日は過ぎた頃からか
幼子は最初の頃よりも立派な大人になり、
妖の正体であるしっぽも立派になった

(完全な九尾ね、最初は子犬かと思ったけど··お兄さんが狐の時点で気づいたわ。)

たたた
「彩華!」

「どうしました?ロナルドさん··!」

ふり
「俺、立派な九尾になっただろ?」

「そうですね、立派になりましたよ(ほんと、お兄さん譲りだからかすごく綺麗な妖になったわね)」

「ホントか!?俺、立派な九尾になったら決めていた事あるんだ」

「何を決めたんですか?」

きゅっ
「俺とずっと一緒に暮らして··俺の子供を産んでくれましゅか?///···えーん!噛んだー!///」

「ぁ!?///」

確かに
最初の出会いでなりゆきで妖の世界に住んで、現実から私の存在は消されたし
/ 138ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp