第7章 夢の中の人は。
それから憂太君が作ってくれた美味しいカレーを食べながら話題はこの寮の話になった。
「さんが生徒として認められたなら監視は必要無くなりますよね?
明日からはこの部屋、どうなるんですか?」
「ん〜、しばらくは現状のままだね。
というのも上層部がが入る事に難色を示してる。」
「・・・だから仮、なんですか?」
「そう言うコト。
上は正式な入学の条件としてが術式を扱える事を提示してきた、期間は2ヶ月。」
『・・・術式?・・私、そんなの出来ないですよ⁇』
五条さんはニッと口の端を持ち上げた。
「いーや、出来るよ?
術式は生まれながらに決まってるんだ。
の中にいる別人格が使えてるなら必ず使えるようになる。」
『・・・・そういうもの、、なんでしょうか?』
「あとはセンスかなー?」
・・・それ、私が1番縁遠いやつ。。
聞けば聞くほど不安になり、すっかり肩を落としていると、向かいに座る五条さんがフッと笑った。
「まぁ僕も憂太も付いてるし、大丈夫っしょ!
まずは基礎体力つけないとね。
、超貧弱だから(笑)」
『ぐっ、、、、』
「だから"仮"が取れるまではここで暮らすこと。
あ、ちなみに1人で外出も禁止ね。
万が一、何か問題を起こしたり、暴走する事があったら、、、」
「「・・・あったら?」」
私と憂太君は声を揃え、五条さんをじっと見る…
「問題にもよるけど、軽く済めば退学。
一般市民を手にかけたりしたらまず死刑だろうね?」
し、死刑、、、、?
「さんがそんな事するワケない、、、、よね?」
口元を引き攣らせる私を心配そうな顔で憂太君が覗き込んできた。
『・・そうならないよう、、頑張ります…』
はは、、と青褪めた顔で作り笑いを浮かべた。