第6章 調査報告
大丈夫だ。と言わんばかりに、五条さんはコクリと頷いた。
『・・・五条、、さん…』
「がやったという証拠はないでしょ?
彼女はやってないですよ。」
ハッキリと言い切ってくれた事が嬉しくて、堪えていた涙が溢れ出す。
「悟。根拠は?」
「ハハッ、根拠?そんなもんないですよ。
ただの勘ですよ。」
学長は盛大なため息を吐いた。
けれどその後、五条さんの表情が真面目なものに変わった。
「根拠、とまでは言えなくとも今までの話と今日一日を見てたらわかった事がある。
の中にはもう1人、別人格がいる。」
『・・・私の、、中に?』
「何だと…?」