• テキストサイズ

呪術廻戦  〜生きた証 前編 〜

第4章 監視役


動きやすそうな黒のゆるっとしたパンツに、お洒落なスタンドカラーの白いシャツに袖を通した。


Tシャツも何枚かあったけど、ほとんどが長袖のもので少しホッとした。


ーーー五条さん、傷跡の事知っててあえて袖のあるものを選んでくれたのかな…?


けど、あの軽薄そうな笑いが頭をよぎり、それはないか。。と首を横に振った。




それから簡単に朝食を済ませ、詳しい説明は行きながらするから〜と言う五条さんに連れられ、一台の車に乗り込んだ。


"監視"と言うから部屋に閉じこもるのかと思っていたが、どうやら違うらしい。





新田さん、という明るそうな女性が運転し、助手席に五条さん、後ろに私と乙骨憂太君が座る。



「悪いね、無茶言って出てもらって?
昨日から伊地知、どっかの山奥で調査してて帰って来なくてさ〜。」


「いえっ全然大丈夫っす‼︎
休みでも予定無くてダラダラするつもりだったんで。」


前の2人が会話を続ける中、私はふと気になった事を乙骨憂太君に聞いた。


『家入さんからは呪術師を育てる学校だって聞いたんですけど…乙骨憂太君も生徒、なんですよね?』


「あ、うん。一年生は僕の他にあと3人いるよ。」


『・・たった4人て事ですか?』


「うん、僕も最初は驚いた(笑)
けどみんな個性は強いけど、仲間想いで良い人達だよ。」


そう言うとニコッと笑顔を見せた。


『そうなんですね…。』


私は窓の外に視線を向けた。


仲間、、、か。




/ 179ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp