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呪術廻戦  〜生きた証 前編 〜

第4章 監視役


あかりちゃんや施設のみんなの顔が思い浮かぶ。
施設や学校には五条さんが連絡してくれたみたいだけど、早苗さん心配してるだろうな…。




「あの、、さん。」


『・・・?』


「・・これから一緒に行動する事多くなるし、敬語使わなくていいから。
それに名前、、憂太で良いよ?」


照れているのか、耳は薄っすらと紅く染まり、ポリポリとこめかみのあたりを掻いている。


もしかして距離を、、縮めようとしてくれてるのかな…。

ーーーーだとしたら少し嬉しいかも…。



私はここに来て、初めて表情を緩め口を綻ばせた。


『・・・はい、、じゃあ憂太君、、て呼ばせて頂きます…。』


「そんなに賢まらないで大丈夫だよ〜(笑)タメ語で良いからね?」


『・・・うん。じゃあ、、ありがとう…』



そんな微笑ましいやり取りをバッグミラー越しに見ていた五条は、


「青春だね〜〜」


と窓に頬杖を付きながら口の両端を持ち上げた。




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