第4章 監視役
「せっ、せんせー‼︎いきなり入って来てビックリするじゃないですかっ⁈」
「え〜⁈モーニングコールでもすれば良かった⁇」
「・・いや、普通にノックして下さい…」
「あはは〜、じゃあ次からはするよ〜。
それより2人とも、問題は無かった⁇」
朝から異様なテンションな人だな、、と思いながら私は頷くと、五条さんは満足そうに笑った。
「うん、昨日よりだいぶ顔色は良いね。
そんなちゃんに足長悟お兄さんからの贈り物だよ!」
・・・・悟お兄さん…?
五条さんは両手に持っていた大きな紙袋をドサッとテーブルに置いた。
「とりあえず1週間分の洋服と下着、それから洗面用具に、、」
『え、、下着…ですか?』
思わず話しを途中で遮った。
「うん。だって必要でしょ?あーー、サイズの話?何でサイズが分かったか?というとねぇ、僕、人より凄く目が良くってー」
ズイズイ、と距離を近づけて来た五条さんは
私の顔を覗き込みながらニッと笑うと、アイマスクに手を掛けた。
すると隣で見ていた乙骨憂太君が焦った様子で私と五条さんの間に身体を滑り込ませると、私を後ろに隠した。
「ーー先生っ‼︎まさか六眼使ったんですかっ⁇」