• テキストサイズ

呪術廻戦  〜生きた証 前編 〜

第18章 宣戦布告


「ーーーどういうつもりでここに来た?」


「戦線布告さ。」


そう呟くと、夏油さんはこの場に集まった術師達に向かって声を張り上げた。



「来たる12月24日‼︎日没と同時に、我々は
百鬼夜行を行う‼︎
場所は呪いの坩堝、東京新宿‼︎
呪術の聖地京都‼︎
各地に千の呪いを放つ。
下す命令は勿論"鏖殺"だ。
地獄絵図を描きたくなければ死力を尽くして止めにこい。
思う存分 呪い合おうじゃないか。」



ーーーー百鬼夜行、、、⁈



高専側が固唾を飲む中、後ろにいた女子高生が何やら騒ぎ出すと、夏油以外の3人は再び鳥の口の中へと戻って行った。


「ーーーー⁈」


その時、僅かに"彼女"の呪力を感じ、咄嗟に鳥の口の中に視線を向けた。

そこには3人以外にもう一人、、、
鳥の口の奥の方で小さくしゃがみ込み、顔を伏せている人物がいた。




「・・・、、さんっ⁉︎」



その人物は僕の声に反応し、顔を上げた。




ーーーーまるで時が止まったようだった。




一瞬、ほんの一瞬だけど、視線が重なった。







けれど巨大な鳥はパクッと口を閉ざすと、大きな翼をバサッバサッと羽ばたかせた。



「ま、待って、、、‼︎」


鳥を追いかけようと足を踏み出すと、突如目の前に数体の呪霊が現れ道を塞がれてしまった。




/ 179ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp