第18章 宣戦布告
そして前を歩いていた3人に追いついた時、
「珍しいな。」
「憂太の勘が当たった。」
皆んなの視線が空に向けられていた。
どうしたのか?と思った時、
バサッバサッ
目の前に巨大な鳥と袈裟を着た男が空から降りて来た。
「関係者、、じゃねぇよな。」
「見ない呪いだしな。」
「すじこ。」
真希さんは呪具を構え、パンダ君は首をコキコキと鳴らし、狗巻君はネックウォーマーをぐっと下に下げ、それぞれが戦闘態勢をとった。
巨大な鳥がグパッと口を大きく開くと、中からは女子高生が2人と上半身裸のガタイの良い男が出て来た。
女子高生の一人はケータイでパンダ君を撮影しながら、かわい〜‼︎と興奮気味に声を上げている。
突然の出来事に呆然としていると、
「はじめまして、乙骨君。
私は夏油傑。」