第16章 罰
「うわっ‼︎何だよっ、、、何だコレ⁈」
翼が生えた呪霊が3匹、男の周りをパタパタと飛びながら口を尖らせ、頭、腕、背中をチューチューと吸い寄せている。
可愛い見た目とは裏腹に、その尋常ではない吸引力で男の肉を引きちぎっていく、、
「やめろっ!やめてくれっ、、!ゔっ、ぁあああああああああああーーーー‼︎」
ぐちゃっ、、
辺りに血が飛び散り、男は下半身を露出したまま動かなくなった。
ペタ、ペタ、、と血溜まりの中を一人の男が歩き、痛々しい姿のをそっと抱き上げた。
「卑劣な猿め、、、。」
汚いものでも見るかのような目で男を一瞥すると、その場を後にした。