第16章 罰
ーーー嫌だ、、、
気持ち悪い…やめて、、、、
声も出ず、抵抗も出来ない私は、ただされるがままの人形になった。
あぁ、、、あの日のあかりちゃんもこんな気持ちだったのかな、、、、
あかりちゃん、、怖かったよね、、
辛かったよね、、、
助けてあげれなくてごめんね、、、
目からは涙が溢れ、床を濡らしていく。
ハァハァ、と息を荒くし興奮する男は欲のまま腰をぶつけ、部屋には肌のぶつかる音が響く中、次第に私の意識は朦朧としてきた。
その時、狭く霞んでいく視界の隅に、何かが飛んでいるのが視えた。
ーーーーー呪霊、、、?
あぁ、私はここで死ぬのか、、、
とぼんやりと思いながら、ついに私の意識はそこで途切れた。