【ツイステ】I won't say I love you
第1章 イデア編〜絶不調〜
「こっちにはまだ気付いてない…仕掛けるなら今だ」
無防備な敵に対し標準を合わせる。
『(パリィン!)敵のシールドを破壊!』
「マ!?!?!?!?
早くない!?早すぎじゃない!?
ちょっとシリアスでいい感じなセリフ言ってる間にもう撃っちゃったの!?
そこは空気読んで撃たないでよ!!!!」
無理難題をウヌボレ漢に浴びせる。
『敵をダウンさせた。』
ひぃん、拙者のキルポォ…(泣)
あ、まだいる!やれるぞ!
『(パリィン!)シールドを破壊した』
「そいつ拙者の獲物!!!!!盗らないで!!!!!」
半泣きで必死に叫ぶが届かない。
手に汗を滲ませながらマウスとキーボードを操作する。
『(ピンッ!)ここから攻撃する!』
この状況で詰めるのは『あり』…
良い判断するな…ウヌボレ漢…
1人ダウン、1人肉(アーマーが全て削れて体力のみ残っている状態)、もう1人はさっきから中距離でバカスコ撃ってきてるあいつかな?見た感じ移動に特化したキャラだから思いがけない所で詰めてくる可能性がある…。
それも加味して味方がやりやすいように削っておくか…。
ボクにヘイトが向いてる間に決めちゃってよ?
『もう1人ダウンさせた。』
「フヒヒッ、流石ァ〜♪」
イデアの意図が伝わったのか、2人目をダウンさせる味方。
彼の中には謎の高揚感があった。それはまるで、ずっと前から共に歴戦を潜り抜けてきた仲間に接するようなそんな感覚だった。
敵は残り1人。味方共々アーマーが削れてしまっているので大人しく回復に専念した。今この時点で漁夫がきても対処出来るように周りは警戒しておこう。
最後の1人がグラップルを使って詰めてくる音がする。
まだ2人の回復は間に合ってない。
『攻撃中!』
「ウヌボレ漢氏!?」
『(パリィン!)相手のシールドを破壊!』
味方は全て回復しきる前に敵に攻撃を仕掛けた。
アーマージリ貧ですぞ!?
いけるのか…いや、いける気がする。
これまでのウヌボレ漢の行動は自分の範疇を軽く飛び越えてきた。
絶対にいける。
…気がする。
『部隊を全滅させた。』
ほらぁ!やっぱり!