第86章 ☆ 決着! ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
嚇母)“やぁ。足の怪我以外は治したけど血が足りてないし、チャクラもほとんど残ってない。悪いけど君に昨日渡した守り石を貸してくれない?”
「「「守り石?」」」
ロー)「ここでか?船に戻ってからじゃダメなのか?」
嚇母)“アヤのチャクラがないと僕達が戻らない。僕達が戻らないとアヤの負担が増えて、アヤがしばらく目を覚まさないかもしれないんだよ。その守り石にはアヤのチャクラが入ってる”
ロー)「…」
猫の言葉に眉が寄る
俺はアヤを片手で抱き上げ
もう片手で首元から昨日、アヤに貰った守り石を猫に差し出せば
猫は両手で包むようにして守り石に手をかざした
イッカク)「…キャプテン…それ昨日アヤに貰ったんですか?」
ロー)「なんだ?それがどうかしたのか?」
イッカク)「いっ!いえ!何も!」
ロー)「…」
イッカク達の反応に疑問を感じたが
猫が守り石にかざしていた手でアヤの額に触れたら
少しアヤの顔色が良くなったように見えて
荒い息も少し落ち着いた
嚇母)“とりあえずこれで…まぁチャクラ切れなのは変わらないから2、3日は寝るだろうね”
ロー)「…分かった」
嚇母)“後は任せていい?僕達一旦戻るよ”
ロー)「…あぁ」
嚇母)“それじゃ。後はよろしく”
猫はそれだけ言うと煙を出して後ろで慌てていた冥母も連れて帰った
クロガネ)「…今のが新しい子…か」
ロー)「らしい。詳しくは聞いてないが…それより船に戻るぞ」
「「「アイアイキャプテン!」」」
俺達は急いで船に戻る事にした