第86章 ☆ 決着！ ☆ ロー視点 ☆ ② ☆

しばらく歩いていたら男達が行く手を阻んだ




ざっと20人ぐらいか


誰だコイツら





ｼｬﾁ）「あっ！お前ら！」

ﾍﾟﾝｷﾞﾝ）「なんだよ！まだなんか用なのかよ！」





後ろからシャチとペンギンが出てきた男達に向かって叫ぶ


イッカクやジャンバールも男達を睨んでいる





ロー）「イッカク。知り合いか？」

ｲｯｶｸ）「アヤとベポの事、馬鹿にしてきたんです」

ロー）「なんだと？いつだ？」

ｲｯｶｸ）「賭博屋で…アヤとベポに賭けてる時に…イチャモン付けてきて…」




あの時か…


変な顔して戻って来たと思ったら
そんな事があったのか




ｼﾞｬﾝﾊﾞｰﾙ）「その時は互いに有り金全部賭けて終わったんだが…」

ロー）「有り金全部？」

ｸﾛｶﾞﾈ）「アヤ達が優勝したからワシらが勝って、あの男達が負けたんじゃろな…ワシらに喧嘩を売って、金を巻き上げようとしとる感じか」





「まだ金も受け取っとらんのに…ご苦労な事じゃな」と言うクロガネ屋の言葉を聞きながら視線を男達に向ければ


未だにシャチとペンギンと口喧嘩をしていた






ロー）「アヤとベポの事を馬鹿にしてきたんだな」

ｲｯｶｸ）「キャプテン？」

ロー）「…」





俺がニヤリと笑えばイッカクは少し顔を青くして
シャチとペンギンを慌てて呼んだ