第86章 ☆ 決着! ☆ ロー視点 ☆ ② ☆
般若と金髪の女が戦っているその間に
アヤの入れ替わった女はベポに体を向けた
【女)「くまさん」】
【ベポ)「え?くまさんってオレの事?オレくまさんじゃなくて…」】
【女)「私、笑う事にするよ」】
【ベポ)「え?」】
【女)「彼女みたいに笑えるか分からないけど…彼女が私の体に入って、私の顔の、笑ってる自分の顔を見た時…私ってそうな風に笑えるんだ、って初めて知ったの。私も強くなりたい」】
【ベポ)「…」】
【女)「私、巣立つよ…オフィーリアを助けて…私は彼女と対等になりたい」】
【ベポ)「…」】
【女)「私、もう隠さない…隠れないよ…まだ彼女が言ってた言葉の意味を考えてるけど、私はもう何も隠したくない」】
【ベポ)「…うん」】
ベポは戸惑いながら返事をして
その返事を聞いて女は苦笑いを浮かべていた
【女)「何言ってんだって思うよね…でも決めたの。誰かに言いたくて…ごめんね、急に」】
【ベポ)「…なんだか…オレ、途中までしか知らないし…君とアヤがどんな会話してたかよく知らないけど…なんだか嬉しいな。君もアヤの事が好きなんだね」】
ベポの言葉に女も、聞いてた俺達も驚いた