第85章 ★ 決着！ ★ 夢主視点 ★ ① ★

ベポ）「え、こ、これ？！分かった！」






ベポは戸惑いながらもそれを受け取り投げた






「ははっ…ジジィの、所から、パクってきて…正解、だったな」






ジジィの暇つぶしに作ったであろう忍具





面白そうだったから持ってきた



まさか使う羽目になるとは思わなかったけど




























ムエは避けず封印され巻物に入れられた





一瞬…ムエの涙が見えた気がした




































もうムエがいなくなった事で
ここにいる必要も無くなった








《祭りの終了》のアナウンスが無いが


終わったと思いたい








そう言えば…ベポと戦ってたオフィーリアは？

なんで…ベポ…ここにいるんだろう



だいぶ走ったからかなり離れてたと思うんだけどな









私はそんな事を考えてながらベポを眺めていたら
嚇母の声が聞こえた






嚇母）“冥母。とりあえず、2人を乗せて外に向かおう…ここよりはマシだ”







嚇母の言葉にベポは私を抱き締めて冥母に乗った









ベポが乗れるように冥母は少し大きくなって走り出して
ぐったりしてる私の状態を見てベポは慌て出した








ベポ）「アヤ！アヤ！アヤー！死なないでー！」






今、私…ベポの腕の中に収まってる…






「い"や、あ"のベポ…ごめんだけど、耳元で叫ばれるダメージの方がデカい」

ベポ）「アヤー！！」

「いや聞いてくんない？ベポー。ベポ子ちゃーん。アヤちゃんはまだ死んでませんよー」

ベポ）「うわーん！！」

「ちょっほんと、まじで落ち着いて…ベポに殺されそう…目が回る…」

嚇母）“…はぁ…”





ただでさえしんどいのに
耳元で叫ばれてるベポの声に思わず耳を塞ぐが
意味がなく


私の意識はだんだん闇に飲まれた






オフィーリアがどうなったか知らないが
ベポがまかせてって言ってたから…大丈夫でしょ




まぁでも
…とりあえず、優勝…かな？